【代表コラム】レアルマドリッド大学院入学許可

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ベルビュースポーツアカデミー/ベルビューフットボールクラブ府中(BFC府中)のホームページにご訪問頂き、ありがとうございます。

今回は、レアルマドリッド大学(正式名:Universidad Europea Real Madrid)についてお話ししたいと思いますが、まずは初めてスペインに行った時の話をしたいと思います。

2018年3月に初めてスペイン・マドリッドに行く事になりました。そこでは、10日間程度の滞在でしたが、これでもかという位、スペインサッカーについて知ることができました。

それまで私は、アメリカに1年程度住んでおり、大学のサッカー部に所属していたり、ブラジルにも1か月程度行った事があったため、おそらく同じ感じだろうと思っていました。

しかしながら、スペイン代表の練習を見学したり、地元クラブの練習を見学したり、リーガエスパニョーラ1部の練習や2部の試合を見学するにつれて、今までの国とは違うものを感じました。

↑Wanda Metropolitanoでのスペイン代表公開練習。翌日に親善試合のアルゼンチン戦を控えながら、終始リラックスしておりました。
公開練習なのに、約2万人程の方が見学に来ていました。

それはスペイン人のみなさんがフットボールに対しての熱さだったり、知識を持っていたり、フットボールが生活の一部になっているように感じました。

また、スペインの方は普段はゆっくりしていたり、のんびりしている方が多いのですが、フットボールの事になると皆さん急に真剣になったり、鋭い洞察力や意見を持っていると感じました。

見るものがすべて新鮮で、そこでの10日間ですっかり洗礼を受けて、フットボールに対する見方が変わりました。

↑レアルマドリーの練習場(シウダード・レアル・マドリード)にて、レアルU18のリーグ戦観戦。トップチーム以上にポゼッションしていて、80%以上支配していました。ワイドに開いて、中央突破、サイド攻撃、ワンタッチで何本もパスを回したりととても高校生とは思えない位レベルの高いフットボールを展開していました。

そして、帰国後も次のレベル2取得に向けて、すぐに準備を進めるとともに、レベル3(UEFA Pro相当)までどうやって取得できるかを調べていきました。

するとレアルマドリッドが大学を持っていて、しかもフットボールに特化したスポーツマネジメントやコーチングコースを提供している事を知りました。

そして、早速マドリッドで習得したピリオダイゼーション、プランニング、PDCAサイクルを使って、どうやったらこの大学に入学できるかをずっと考えて、周到に準備をしてきました。それは英語やスペイン語の勉強だったり、英文レジュメ(職務経歴書)の作成、日本でのコーチのキャリア展開、仕事とフットボールの関わり方、転職活動だったり、日本のJFAライセンス取得などといったプラスポイントとして評価して頂けそうな事を5年掛けて準備してきました。

また、よく言われている事ですが、”Why Universidad Europea Real Madrid?”(なぜレアルマドリッド大学院?)という事を徹底的に突き詰めて、ノートにプランを描き続け、可視化してきました。そこにはプラス面、マイナス面、資金調達だったり、家族への影響、どうゆう事が想定できるかなどを検討してきました。

↑シウダード・レアル・マドリードに隣接して、レアルマドリッド大学のキャンパスがあります。
マドリッド中心地から北に14Kmで、地下鉄とバスを駆使して50分程度で到着しました。

そして、大学院のオンラインのセミナ-にも何度か参加し、ついに2022年に本プログラムに応募した所、担当者の方から連絡があり、面談をして頂きました。その後も、教授との最終面接もあり、5年間準備してきた事、これまでのアウトプットとパフォーマンス、そして、今後レアルマドリッド大学院で勉強したことをスペインと日本でどのように活かしていくのかについての将来的な展望を説明しました。

今まで長い間掛けて、準備してきており、しかもすでに2回マドリッドまで行き、指導者ライセンスレベル2まで修了し、実際にレアルマドリッド大学のキャンパスまで見学も行っていたため、教授の方も非常に前向きに評価頂き、翌日には合格通知を頂く事ができました。

その際に、マドリッドで将来自分のクラブを持ち、日本人がもっとリーガエスパニョーラで活躍できる機会を作りたいと伝えたところ、「だったらオンラインではなく、マドリッドに来て、実際に長期間住んでみて、スペインの事、スペインのフットボールをもっと知るべきだ。それを強く推奨する」とアドバイスを頂きました。

そして、仕事、当アカデミーの件、そして現在指導しているチームとの関係もあり、入学は来年10月以降に延ばして頂きました。最初はSports Management of Business Administrationを学び、その後はInternational Coaching Courseを受講できればと考えております。

日本人として本大学院に合格したのは4人目のようですが、世界中からフットボール好きが集まってくるようなので、今から非常に楽しみにしています。

恐らく私は自分の体が動かなくなる80歳位まで、フットボールとの関わりを持ち続けて、一生指導や運営やプレイをしていたいと思いますが、8歳から始めたフットボールがこのように色々な国で色々な国の人々とコミュニケーションできるスポーツというのは素晴らしいなと感じています。

今後もベルビュースポーツアカデミー/ベルビューフットボールクラブ府中(BFC府中)を通じて、スペインフットボールの素晴らしさを今後も皆様に伝えて行ければと思います。

本日も、ベルビュースポーツアカデミー/ベルビューフットボールクラブ府中(BFC府中)のホームページに訪問頂き、ありがとうございました。

代表より

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この記事を書いた人

志村コーチのアバター 志村コーチ 代表理事・監督

フットボール歴40年。現在は日本にてクラブチーム・中学校のコーチをしながら、レアルマドリッド大学院にてフットボールを研究中。直近の目標はスペイン・アジアの最上位ライセンス(UEFA Pro・AFC Diploma Pro)を取得し、スペインで監督をすること。最終目標は、スペイン戦術・スペイン語を標準装備した各拠点のBFC選手達がラ・リーガの選手として活躍すること。まだまだ時間が掛かりそうですが、皆様のご支援・ご協力の程、よろしくお願い致します。

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